女性専門外来

女性専門外来は、女性と男性の身体の仕組みの違いや、生活様式・社会的役割の違いを考慮し、女性特有の疾患やライフスタイルによって生じてくる様々な健康上の問題に対して、より積極的に取り組みための新しい診療スタイルです。 女性のヘルスケア全般の向上を目指しています。 「こんな症状のとき何科へ行けばいいのかわからない」、などの相談もお受けいたします。 各専門診療科の狭間に落ちてしまうような複数の診療科に関わる症状の方が多く受診します。

診察室
(診察室) プライバシーに配慮し、診察室の壁に防音のシートが入っています。 また、リラックスしてお話できるように机など木目調にし、壁やドアの色調を工夫しました。

診察は内科の女性医師が担当します。 予約制で、診察室はプライバシーを配慮した個室です。 必要に応じて各診療科や他の医療機関へのご紹介もいたします。 女性の方に安心して医療機関を受診していただき、より良い医療を受けられるよう様々な角度からサポートしていきたいと思っています。

当科では、女性が生涯に渡って生き生きと生活できるよう骨粗鬆症や動脈硬化性疾患の予防に重点をおき、予防医学に力を入れております。 女性ホルモンは、骨の吸収を抑制し、骨密度を保つ働きや悪玉コレステロールを下げる働きをしています。 そのため、女性ホルモンの急激な減少により、更年期以降、骨密度が低下したり、コレステロール値が上昇します。

当科のデータでは、骨密度検査をした方の約3割に骨粗鬆症、約4割に骨密度減少症を認めました。 平均年齢59.9歳と比較的若いにもかかわらず、約7割の方に骨密度の低下を認めるという結果になりました。

コレステロールについても、年齢別にデータを解析したところ、45歳以降、明らかに総コレステロール、悪玉コレステロールの上昇が認められました。

受診者の症状や体調を考慮しながら、将来的な骨折や動脈硬化性疾患を予防する指導をしています。 コレステロールに関しては、性差を考慮した新しい動脈硬化性疾患ガイドライン2012に基づいた指導をしています。

診察時間 月曜から金曜日
9時〜12時、13時〜15時
予約受付時間 月曜から金曜日15時〜17時
病院(055-253-7111)に電話していただき、「女性専門外来の予約」とお伝えください。 看護師が対応いたします。
問診処置室
(問診処置室) 看護師が診察の前におおまかに症状などをお聞きします。 診察前に看護師が関わることで、スムーズに診療に入ることができます。 中待合には、女性特有の疾患に対するパンフレットなどを用意し、医療情報の提供を行っております。

Q&A

Q1 女性専門外来はどんな症状の時受診したらいいのでしょうか?
A1  月経痛、月経不順などの月経に伴う不調、頭痛、めまい、肩こり、尿漏れ、気分が落ち込みやすいなど様々な症状の方が受診しています。 何科を受診したらいいのかわからない、などのご相談にも応じます。 予約は看護師が対応しますので、症状によっては予約の際に適切な診療科を紹介することもあります。
Q2 性差医療って何ですか?
A2  男性と女性ではかかりやすい病気や治療の効果、予防法に違いがあるため、そのような男女差に配慮しながら診察する新しい診療スタイルです。
Q3 最近、カーっと熱くなったり、動悸がしたりするのですが、更年期でしょうか?
A3  幅広い年代の方がこのような症状を訴え、受診することが多いです。 更年期障害は卵巣の機能の低下により、ほてり、のぼせ、めまい、動悸、便秘などの自律神経失調症状が出ます。 自律神経失調症状は年齢を問わず出現しますので、更年期かなと悩む方が多いようです。 血液検査で女性ホルモンのバランスを測定できますのでご相談ください。
Q4 漢方薬の処方もありますか?
A4  漢方薬は身体のバランスの崩れたところを整える作用があります。 またストレスが原因の症状や月経に伴う不調に効果があるため、外来で処方することもあります。
Q5 こころの悩みでもいいですか?
A5  気分が落ち込みやすい、イライラ、やる気が出ない、眠れないなど精神的な悩みで受診される方もいます。 専門的な治療が必要な方には精神科を紹介することもあります。
Q6 予約から受診までは何日くらい待ちますか?
A6  初診の方には看護師の問診時間を含め1時間程度の診察時間を確保しています。 そのため、1日に診察できる人数が限られており、1ヶ月前後待っていただくこともあります。 予約時に看護師が症状を確認し、予約日までの対応をアドバイスしたり、緊急性のある方には適切な診療科を紹介いたします。
Q7 診察は保険診療ですか?
A7  診察は保険診療です。ただし、紹介状のない方は選定療養費が別途必要となります。 これは当院の他の診療科と同じです。