感染症科について

About infectious diseases

挨拶

 当科は「総合診療・感染症科」として2015年4月に新設され、総合診療科では原因のはっきりわからない症状や様々な病気が重なって複雑な患者さんをまるごとみる診療を提供し、感染症科では山梨県の感染症診療の「最後のとりで」として一般的な感染症や熱帯感染症をはじめとした特殊な感染症の診療、ワクチンを含めた予防、県内全域にわたる感染症に強い社会づくりに関わっていきます。

 これからも山梨県の皆様に寄り添った医療の提供に努めてまいります。

感染症科 概要

 感染症全般の診断・治療および予防を担当し、診断された感染症の治療から原因のはっきりしない発熱の原因精査、感染症の予防まで、幅広い内容を取り扱っています。内科・外科をはじめ、すべての科からのコンサルテーションを受けて診療を行っています。必要な場合は感染症が解決するまで、随時担当医と連絡をとり診療にあたります。特に、基礎疾患・病態に合併した難治性感染症では各科の担当医との連携を重要と考え、コミュニケーションを密にとるよう心がけています。また必要に応じて、主治医としても診療にあたっております。

扱う疾患(例)

  • 肺炎(市中肺炎、院内肺炎など)
  • 尿路感染症(単純性腎盂腎炎、閉塞性腎盂腎炎、膿腎症など)
  • 消化器感染症(クロストリジウム腸炎、渡航者下痢症、肝膿瘍、腹腔内膿瘍、寄生虫)
  • 骨感染症(急性・慢性骨髄炎、化膿性関節炎、化膿性椎体炎)
  • 皮膚感染症(蜂窩織炎、難治性褥瘡感染症、帯状疱疹)
  • カテーテル関連血流感染症(細菌、真菌)/感染性心内膜炎
  • 中枢神経感染症(ウイルス性髄膜炎、細菌性髄膜炎、Cryptococcus髄膜炎)
  • HIV感染症、梅毒、結核、デング熱、マラリア、動物咬傷

渡航ワクチン外来

 留学や旅行、仕事等で海外に滞在される方の感染症予防のためのアドバイスとワクチン接種を行っております。輸入ワクチンやマラリア予防薬も取り扱っています。渡航前の適切な情報提供をするとともに,帰国後の体調不良者への対応も行います。