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医局について

医局の特色

 山梨県立北病院では山梨県の精神科基幹病院として、乳幼児を除く全ての年代の患者さんを受け入れており、幅広い精神疾患を持つ方に対して、医局に所属するすべての医師が主治医として対応していく体制をとっています。児童思春期病棟も県内で唯一設置しており、20歳未満の方が初診の3割を占めるほどです。救急急性期・司法精神医学・アルコール依存症治療の病棟も備えており、治療方法に関しても最新のものを取り入れています。また、最先端の情報を積極的に収集し、学会での発表や論文・専門誌の投稿にも力を入れていて、書籍も多数出版し、日本の精神医療をリードしていけるよう取り組んでいます。一方で、臨床研修や学生実習を数多く受け入れ、指導体制も柔軟に対応しています。良い医師は患者さんと一緒に育っていくものです。今後も、患者さんとの様々な経験を通して、医局員が力を合わせ、医療の質を高めていこうと考えています。

医師の総数

常勤の医師 9人
後期研修医 10人
の体制で診療を行っております。
研修医を毎年一定数受け入れ続け、徐々に医師の総数も増えてきております。

入院治療

 精神科の患者さんが地域で安心して暮らせる体制づくりを行い、入院日数を減らそうという時代の流れの中、当院では、入院したばかりの患者さんは、3か月以上、入院が長引いてしまっている患者さんも1年以上入院させないように、病院内で多職種で定期的にカンファレンスを行い、徐々に在院日数を縮めております。平成29年度の3か月時点での退院率は81.2%、1年時点での退院率は、98.5%で、県の目標を大きく上回っております。平成29年度の平均在院日数は、72.6日と、全国で5番間の水準です。今後とも、地域との連携を強化し、できるだけ入院する期間を少なくできるよう取り組んでいきます。

外来治療

 当院では、県立の病院として、できる限り医療の必要な患者さんに受診してもらえるよう、積極的に新患を受け入れており、10年間で、外来通院患者さんの数は、1.5倍になっております。特に、近年、必要が大きくなってきている思春期の枠を特別に設けるようにしており、10代、20代の患者さんの増加が顕著です。

修正型電気けいれん療法(m-ECT)

 当院では、内服治療でなかなか回復が難しかったり、緊急で治療が必要だったりする統合失調症や気分障害の患者さんへの治療の選択肢の一つとして、修正型電気けいれん療法を週に3回実施できる体制を整えています。副作用の少ないパルス波による通電装置「サイマトロン」を用いて、麻酔科医による全身管理のもと、平成28年度は年間162例に対して、617回実施しており、治療改善率:94.0%と重症患者さんにとって有効な治療法の一つとなっております。

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