働く看護師の声
<強みを活かした働き甲斐>
私は精神科である北病院に異動した当初、「一般診療科病院で習得した学びを忘れない様に」「自分ならではの強みを」と考えBLS(一次救命処置)インストラクター資格を取得しました。一度は中央病院へ戻りましたが、精神科での救命処置普及をビジョンに挙げて、北病院へ戻りました。
当院の目標管理は、自分の強みを活かす“ポートフォリオ”を活用しています。上司は私のビジョンに合った役割を任せてくれて、以前は「やらされる仕事」と感じて体調を崩すこともありましたが、「やりたい仕事」へと変わり健康で働ける様になりました。また、時間管理に取り組めば、プライベートも十分充実させることが出来ます。
インストラクター資格を活かす仕事は、院外での活動も多くなりますが、自分らしく働ける時間です。疲れを感じる事もありますが、受講者の声は嬉しく、私のモチベーションを高めてくれます。
そんな自分らしく働ける職場で、強みを活かして一緒に働いてみませんか?
清水昭彦
<精神科慢性期病棟での働き甲斐>
私は平成29年度に精神科慢性期病棟へ異動してきました。以前は外科系病棟に勤務していたため、異動当初は様々な環境の変化に戸惑いました。しかし、異動し2年が過ぎようとしている今は、とても楽しく仕事をすることができています。精神科慢性期病棟ということで、患者さんの個性がとても強く、病状も様々ですが、患者さんとの関わりの中での学びはとても大きいと感じています。慢性期病棟という特徴から長期入院患者さんが多い病棟ですが、近年は早期退院に取り組んでおり、昨年度は受け持ち患者さんの退院にも関わることができました。退院するにあたって当院の主治医・PSWとの連携はもちろん、患者さんご家族や地域スタッフ、退院先の施設スタッフとの連携を学ぶことができ、一人の患者さんを多方面からサポートしているということを実感できました。患者さんの退院に私自身が関わることができ、また、退院後も地域や施設で安定した生活を送っているということを聞くととてもうれしく感じます。
また、私生活では小学校低学年と幼児計2人の子育て中ですが、自分の子どもに対する関わり方も精神科での学びから変化したように感じます。子どもの要求やわがままに対しても、〝さっきも同じことをしたのに、なんでまた同じ要求を繰り返すのだろう〟〝これは甘えたい思いの裏返しのわがままなのかな〟と一旦自身の中で冷静に考えてから子どもたちに接することが多くなりました。実際、ガミガミと怒る頻度は減ったように感じます。そして、今、この時しかないわが子との関わりを後悔することがないように、一日一日を大切にしようという心のゆとりも持つことができるようになりました。
同じ職場では私よりも経験年数の豊富なスタッフが多く、仕事・プライベートと多種多様の相談事がしやすい雰囲気があります。普段のちょっとした悩みなどもすぐに相談することで、心の中が軽くなり、心身ともに健康に患者さんと関わることができているように思います。
精神科看護に興味のある方、精神科患者さんの退院支援に興味のある方、ぜひ一緒に働きましょう。
原千夏