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認定看護師紹介

<日本精神科看護協会認定>

児童・思春期精神看護認定看護師

鈴木 美保  児童・思春期認定看護師は、児童・思春期に発見される疾患について家族を含めた治療を支援するため、 学校や関連機関等と連携を図りながら、教育的配慮を行うこととされています。 思春期の患者は、年齢的に未熟である特性もありますが、入院時には考えがまとまらず、 思いを表現できないといった反応が見られます。 思いを語らない患者に、いかにして近づいていき、その子供を理解していくと同時に、 語らない本人を取り巻く周囲への働きかけを、関連職種と検討しながら行っています。 また、児に関わる看護職員が適切に患者さんを理解し、適切な対応が行われるように支援しながら、 必要に応じて日々のケアに関する専門職からの相談に対応し、継続的にサポートをする活動をしています。 さらに隣接する富士見支援学校旭分校と連携をとり、義務教育の保障を支援しています。

司法精神看護認定看護師

横森 いづみ  司法精神看護とは医療観察法に基づく指定入院医療機関、指定通院医療機関、鑑定医療機関において看護的支援を提供するものです。
 医療観察法は心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った患者さんに適切な医療を提供し、社会復帰を促進することを目的とした制度で、医師・看護師・ソー シャルワーカー・臨床心理士・作業療法士で構成された医療スタッフがチームとなってプライバシーに配慮し手厚い医療を提供しています。
 司法精神看護領域の認定看護師として多職種が職種を超えて意見を交わし治療を行っていく上で必要な専門的知識と技術を発揮し患者さんの社会復帰を支援しています。

退院調整認定看護師

齊藤 淳子  精神科退院調整の看護師は、他職種や地域との連携を図り、退院支援・退院調整等退院を促進するための専門的支援を提供する役割があります。
 患者さんが地域で「自分らしく安心して生活ができる」ことを目標に、退院に向けて様々な取り組みを行っています。
 退院困難者の早期発見、患者さん・ご家族への意思決定の支援、カンファレンスの運営、退院後の支援体制作り、看護連携と継続看護、退院前後の訪問看護、日常生活のスキルアップ、服薬自己管理能力・症状コントロール能力・危機対処能力の向上、 疾患教育、住宅確保への支援、必要な社会資源の査定と活用への支援、退院後の生活準備、等を多職種・地域・ご家族と連携しながら行い、退院促進が図れるように支援しています。

うつ病看護認定看護師

猪又 加寿子  うつ病は児童期から老年期まで幅広く見られ、誰でもかかる可能性がある病気です。 原因としては、心配や過労、ストレスが続いた時、孤独や孤立感が強くなったり将来の希望が見出せないと感じた時などがあげられます。 また、悪性疾患や身体損傷など大きな病気に合併してみられることもあります。
 私は認定看護師として、効果的な入院・通院治療を支援するために、患者さんの発病過程、 年齢や家族背景・学業や就業など一人ひとりの状況をふまえ、 認知力・体力の回復に向けて心理教育をはじめとしたプログラムを行っています。 また、ご家族や職場関係者に対しても患者さんとの接し方や疾患教育を行い社会復帰に向けて支援しています。 特に職場復帰に向けては、職場・病院の関係者で会議を行い、 病状に合わせた社会復帰を患者さんと一緒に考えて行けるよう支援しています。

精神科認定看護師

佐藤 真紀  精神科医療は病院中心から地域生活中心への移行が今まで以上に求められ、 外来看護は入院から退院後の生活まで幅広い関わりが必要となります。 入院時から退院支援マネジメントフローを活用し、病棟・多職種と連携を図り、 継続看護の強化に努めています。 退院前は病棟での多職種カンファレンスに参加し、 退院後の療養環境についての情報を共有し、生活指導に繋げています。 退院後は受診時の待ち時間を活用し、面接を行い退院後の地域生活の状況を確認し、 不安を抱えていたり、生活のしづらさを感じている患者さんには、 医師や精神保健福祉士に情報を提供し、早期に対応ができるように連携を取っています。 患者さんが自分の居場所で安心し充実した生活が送れることを目指して、 ご家族や地域の方々と連携を図っていきたいと考えています。

     清水  昭彦

 

   我が国の高齢化は年々進み、社会環境から受けるストレスは大きく、精神科医療の現場において身体疾患の合併率も高くなると言われています。
 私は今まで、「精神科病院における急変時対応」をビジョンに、BLS(一次救命処置)インストラクターの資格を活かして院内・外で活動してきました。その中で、精神科看護の知識を高める必要性を感じ、精神科認定看護師を取得しました。今後は、急変に至る前のフィジカルアセスメント能力の向上を目指した実践やスタッフ教育に努め、患者さんやご家族の相談に質の高い精神科看護で対応し、その人らしい社会生活が送れる支援をしていきたいと考えています。

<日本看護協会認定>

認知症看護認定看護師

谷中 昭一  認知症の患者さんは、記憶力が障害されても豊かな感情や感性は十分に残されています。 認知症の場合、精神科病院に入院すると生活環境に馴染めず、混乱してしまうことがあります。 「受け入れられている」「安心できる」と感じてもらえるために、私たちは、生活環境を調整し、 コミュニケーションを通してその人が感じている思いや世界を感じとりながら、温かいメッセージを繰り返し伝えます。
 私は認知症看護認定看護師として、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で 暮らし続けることができる社会を目指して、ご家族や地域の方々と連携を図っていきたいと考えています。

認知症看護認定看護師

石川 大輔

 認知症の患者さんは中核症状や行動心理症状により、本人の感じている事と周囲との環境にずれが生じやすく、生きにくさを感じやすくなっています。また、苦痛やストレスを上手に表現できない事で、一見不可解な行動や問題行動と捉えられてしまいがちです。その行動の背景にある思いを把握できるように関わり、患者さんに適した関わり方を考えていく事が大切になります。入院生活という慣れない環境で治療を行ううえでは、薬物治療だけではなく「環境」を整えていく必要があります。私達医療従事者も患者さんにとっての環境要因であることを意識しながら関わり、安心・安全な生活が送れるように支援していきます。患者さんの思いを尊重しながら住み慣れた地域での生活が継続出来るように、ご家族や地域の支援者と共に考え、支えていきたいと考えています。

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