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各病棟・外来紹介

1A病棟

 県内の精神科救急医療を担うスーパー救急病棟です。急性期の治療に専念できるよう52床(稼働病床48床)のうち34床(保護室11床含む)が個室となっており、患者さんの病状に応じた治療環境を提供しています。
 救急入院病棟の基準を踏まえ、早期に症状の改善を図り、短期間で社会復帰できるよう多職種が協働し、質の高い効率的で効果的な治療・看護を提供しています。入院中は「退院準備プログラム」「ミュージックセラピー」「健康プログラム」など、多彩なプログラムを行っています。
 また、山梨県で唯一の医療観察法指定入院病床5床を併設しています。1人の患者さんに対しMDT(多職種チーム)で「急性期、回復期、社会復帰期」の各期を、それぞれの専門性を発揮して社会復帰に向けた支援をしています。

1B病棟

 急性期病棟のバックアップ病棟として、入院が延長する患者さんや治療抵抗性の重症慢性期患者さんの受け入れを行っています。早期退院を目指し多職種や地域と連携を図り、積極的に退院促進を進めています。
 退院先に応じたセルフケア能力の維持・向上のため、精神と身体の活動を組み合わせ、個別性に配慮したプログラムを実施しています。
 また、多飲症患者さんには、「飲水のセルフコントロール」を目指し、心理教育の実施や作業療法に参加できるように支援しています。全国に先駆けた多飲症への取り組みを推進しており、「多飲症・水中毒」の本を医学書院より出版するなど、現在も精神科病院の多飲症看護モデルとなっています。

1C病棟

 児童思春期の患者さん、アルコール依存症の患者さん、そして病状が慢性化している患者さんの病床を有する病棟です。多職種チームで組織的かつ計画的に専門領域の治療と退院促進を行っています。
 児童思春期の患者さんには、多職種チームで人間関係を基盤に、思春期治療プログラムを実施し、患者さんが自主的に行動できるように支援しています。また、併設の富士見支援学校旭分校と連携を図り、義務教育を保障しています。家族の支援として「子育て支援相談会」や「家族支援プログラム」を開催しています。家族の抱えている問題や悩み、患者さんに対しての具体的な関りについて、一緒に考え話し合える場を提供しています。
 アルコール依存症患者さんには、1ヶ月のARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)として、作業療法や認知行動療法、自助グループ参加の付き添い等、退院後も断酒が継続できるように支援しています。
 病状が慢性化している患者さんには、病棟活動を通して日常生活支援を行うと共に、患者さんの持っている強み(ストレングス)を引き出し、患者さんが地域で安心して生活ができるよう社会資源の調整を行っています。

2C病棟

 当病棟は1A病棟と共に、精神科救急急性期医療入院料病棟です。病床数48床の内27床は個室(保護室2・強化個室4・一般個室21)です。「聴いて看て心を寄せてチームでつなぐ医療と看護」をスローガンに、日々チーム一丸となって医療・看護を提供しています。患者さんが安心して治療を受けられる様に生活環境を整え、ご家族を含めて十分な説明に努め、地域での生活へ戻れるよう多職種と連携しながら支援をしています。患者さんが感じている気持ちに寄り添い、一人一人を尊重した支援を丁寧に行っています。
 また、作業療法士と協働し、病気や再発予防に対する知識や対処方法の獲得、認知機能回復のためのリハビリを目的とした「退院準備プログラム」を実施しています。早期回復を目指し、専門的な治療と集中的なケアを行っています。

外来

 1日の外来受診者数は、約250人です。初診・再診共に予約制として、待ち時間短縮に努めています。特定外来待合室・思春期待合室を設置し、初めて受診する患者さんでも安心して待ち時間を過ごせるように配慮しています。
 外来に地域連携担当看護師を配置し、地域関係者、多職種との連携に力を入れています。また、患者さんの希望や強みを活かした関わりを大切にしています。さらに、入院中に患者さんが作成したクライシスプランを活用し継続看護を実践することで、患者さんが安心して地域生活を送ることができるように支援しています。
 児童・思春期の家族を対象とした家族支援プログラムを開催し、家族支援のさらなる充実を図っています。

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