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16.統合失調症の急性期の精神症状とはどんなものですか?

 統合失調症の急性期の症状としてはさまざまなものがあります。
 現実にはない声が聞こえたり(幻聴)見えないものが見える(幻覚)、誰かに監視されている、狙われているといった妄想が現れ、周りの出来事に敏感になり、不安や緊張を強く感じたりします。いらいらして落ち着かなくなったり興奮する人もいれば、一日中閉じこもって独り言を言ったり一人でニヤニヤ笑うなど、誰の目にも明らかに普段と違う行動がみられます。家族の方が異常に気づき、病院に受診されるのもこの時期です。この時期は、特に薬による治療が大切で、さらに睡眠・休息を十分にとることが必要です。

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