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平成27年度 病院指標

平成27年度 病院指標

 

医療法における病院等の広告規制について
↑ 【厚生労働省のページ】

● 年齢階級別退院患者数

当院の入院患者さんは、60~80代の方が多く、60代以上の患者さんが65%を占めています。 また、当院は山梨県内で唯一厚生労働省の定める総合周産期母子医療センターがあり、乳児の患者さんの割合が高くなっているのが特徴です。

● 診断群分類別患者数等

平成29年「呼吸病センター」とするので、呼吸器外科と協力し、患者さんが安心して治療を受けられるように努めています。肺の悪性腫瘍に対する検査入院と して主に気管支鏡検査件数は増加しています。苦痛や不安を軽減するために適切な鎮静を行い、安全に検査を行い、早期の治療導入に努めております。肺炎、間 質性肺炎に対する急性期の治療や、特発性肺線維症に対する抗線維化薬の導入治療も積極的に行っています。また、呼吸不全診療の充実も図り、抗酸菌感染症診 療にも取り組んでおります。

消化器内科で最も多い症例は内視鏡的治療目的の早期胃癌患者さんです。次に多いのは癌や胆石による閉塞性黄疸の患者さんです。内視鏡を使用し、癌の場合はステントという金属や樹脂性の筒を挿入し黄疸の軽減を図り、胆石の場合は鉗子で把持して直接除去しています。

循環器内科では冠動脈疾患、不整脈、心不全など循環器疾患のすべてに対応しております。冠動脈インターベンション手術は年に約200例施行し、不整脈に対 するアブレーション治療も年に約100例施行しております。治療施設が限定される植込み型除細動器、や両心室ペーシング植込みも施行しております。

糖尿病(1型糖尿病・2型糖尿病)、内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺疾患、視床下部・下垂体疾患、副腎疾患)、二次性高血圧を中心に診療を行っていま す。症例数の最も多い2型糖尿病では、教育入院に力を入れ、糖尿病専門医だけではなく、保健師・病棟看護師をはじめ管理栄養士・検査技師・薬剤師・リハビ リテーション科の理学療法士で構成されたチーム医療で生活習慣の改善指導を積極的に行っています。また糖尿病の合併症の診断と治療は、眼科、腎臓内科、循 環器内科、泌尿器科、産科などとの緊密な連携のもと行っています。

腎臓病の原因は多岐にわたり、治療法も異なる為、血液検査、尿検査、超音波検査、腎生検などにより、原因を診断したのちに適切な治療を計画しています。
発症初期から透析期まで、腎臓病の全病期を一貫して担当している当科の特徴を活かし、長期的な展望に立った診療を行っています。

血液内科では、急性白血病は入院で、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫は外来治療を中心に行い、入院はできるだけ短期間とし、患者さんが日常生活に早く復帰でき るよう努めています。血液疾患の治療は薬物療法が中心となりますが薬物療法で治癒が困難な場合は、造血幹細胞移植に切り替え治癒を目指します。造血幹細胞 移植については、血縁、非血縁、臍帯血、自家移植等から最適な移植法を選択し、最適なタイミングでの移植を行います。診断から移植、退院後の体調管理まで 一貫して行うことで、患者さんの健康を責任持って管理いたします。

膠原病とは自らの身を守る免疫機能が誤って自己を攻撃してしまう病気であり、長期にわたって免疫を抑える治療が必要になります。発症時、治療経過中の病状 悪化時、感染症などの合併症が出現したときなどに入院の必要性が生じます。特に発症時には身体症状に加えて血液、画像、病理学的検査などを組み合わせて病 気を診断確定し、その病状に合わせてステロイドや免疫抑制剤を組み合わせた治療を行いますので入院期間が長くなります。当科は2012年10月より再開し た科で長期経過の患者さんが比較的少ないため、入院患者さんに初発症例が多いことが平均在院期間を延ばしている要因の一つと思いますが、今後は必要な在院 期間は十分保ちつつ、しかし可能な限り早く退院できるように一層努力していきたいと思います。なお、関節リウマチ患者さんは外来で加療することがほとんど であり、内科的に入院の必要がある例はとても少ないです。

当科は山梨県内唯一の感染症診療のスペシャリストです。総合診療科・感染症科の得意とするところは、感染症診療とその患者さんの退院後の生活を考えること です。古代から現代にかけて、またどんなに医療が進んでも、高齢化による機能低下と感染症は人類の敵であり続けます。もともとたくさんの病気を抱えている 方、体の機能が衰えている方が多いため、治療終了後は自宅に帰るためにリハビリ病院などに転院することも多いです。病気の治療は十分に、しかし病院での入 院期間は最小限にとどめ、自宅生活にできるだけ早く帰ることができるように努めていきます。


小児科では、地域の小児科開業医や県内全域の関連病院と連携して二次および三次小児医療を展開し、総合周産期母子医療センターと連携する中で脳性麻痺や先 天奇形などの基礎疾患を有するお子さんたちも支援しています。インフルエンザやRSウイルスなどのウイルス感染に起因する呼吸器系疾患や緊急搬送を要する 熱性けいれん、てんかんなどの脳・神経系疾患の病児が多くなっています。


地域医療の観点から県民の皆様に安心していただける緊急手術にも対応していますが、外科で最も多くの治療対象となる症例は、消化器や乳腺の悪性腫瘍に対する治療です。全国平均と比して当院の平均在院日数は短縮されてきています。


呼吸器外科では、肺癌や気胸などの疾患に対して、外科的治療(主に手術)を施行しております。「肺の悪性腫瘍 手術あり」とは肺がんに対して手術を行った 患者さんであり、県内最多の症例数です。平均在院日数も全国平均より大幅に短縮しています。気胸に対しては、「気胸ホットライン(24時間)」を導入し、 県内の患者さんを幅広く診療しており、県内最多の症例数です。


心臓血管外科では虚血性心疾患、弁膜症、大動脈瘤の外科治療を幅広く行っています。大動脈瘤手術は増加傾向でステントグラフト治療など侵襲の少ない治療も 選択しています。弁膜症手術は弁置換術、弁形成術を行っています。緊急手術は常時受け入れ可能な体制を整えています。


整形外科は四肢の骨折や変形性関節症、変形性脊椎症の手術を主に行っています。高齢者の大腿骨近位部骨折は寝たきりの原因となるため、準緊急手術として対 応し速やかにリハビリが行えるようにしています。救命救急センターへ搬送される多発外傷患者・重度四肢外傷患者に対応するため、初療の段階から整形外科医 がかかわり、適切なタイミングで治療を行っています。変形性関節症や変形性脊椎症に関しても合併症を伴った症例が多く、他科と連携を密にとりながら安全な 手術を心がけています。


脳神経外科では脳卒中、頭蓋内腫瘍、頭部外傷、小児脳神経外科疾患を幅広く診療しています。脳卒中急性期症例が最も多く、手術の有無にかかわらずすべて脳神経外科で対応しています。
脳梗塞、約100例、非外傷性頭蓋内血腫、約80例、その他含め約230例の脳卒中入院治療を行っています。先進的な脳梗塞に対する急性期血栓回収術も積極的に行っています。また、脳神経外科診療では一般的な慢性硬膜下血腫の手術治療を行っています。


対象疾患は多岐にわたりますが、主に消化器・泌尿器疾患の診療を関連各科と連携して行っております。入院患者数は鼠径ヘルニアが最も多いのですが、それ以 外の疾患(上記の診断群分類)では患者数の第1位は停留精巣でした。急性虫垂炎の治療には大きく分けて2つの方針があり、1つは手術治療、もう1つが絶食 や抗生剤等による手術以外の治療で、保存的治療と呼ばれています。当科では、炎症が高度の虫垂炎では発症時の急性期には難航が予想される手術治療は避け て、保存的治療で一旦軽快させておき、おなかの中の炎症が消える約3ヶ月後のまったく自覚症状がないときに待機的に虫垂切除を行うことを進めています。


皮膚科では蜂窩織炎、丹毒、帯状疱疹などの感染症や皮膚悪性・良性腫瘍、難治性皮膚潰瘍、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬など皮膚疾患全般につき積極的に治 療しています。皮膚科で最も多い入院症例は蜂窩織炎、丹毒などの細菌感染による皮膚の炎症性疾患です。抗菌薬の点滴注射による治療を行っています。次いで 多い入院症例は帯状疱疹でウイルス感染による皮膚の炎症性疾患です。強い痛みを伴うことが多く、顔面に発症した症例では顔面神経麻痺や難聴、視力障害など 合併することがあります。抗ウイルス薬の点滴注射や消炎鎮痛剤の内服で治療を行っています。また合併症が疑われる症例については耳鼻科、眼科と連携し治療 を行っています。


膀胱腫瘍を尿道から内視鏡を入れて削る手術は、どの病院でも多くおこなわれています。当院では手術前日入院、手術翌日退院ですので、在院日数は短くなって います。結石を対外から砕く手術(ESWL)は1泊2日でおこなっています。腎盂・尿管がん(尿路上皮がん)の抗がん剤治療は、点滴が長時間かかる部分の み入院(3泊4日)で行い、それ以外は通加療がんセンターで行います。


H27年の形成外科の手術件数(レーザー照射も含め)は外来手術を含めると536件で、最多は皮膚良性腫瘍切除術の200件、次いで眼瞼下垂症手術59 件、レーザー照射31件、顔面骨骨折手術25件、瘢痕拘縮・ケロイド形成術24件、乳房再建術23件、皮膚悪性腫瘍手術22件、耳・瞼のその他の先天異常 の手術18件、熱傷(植皮術)13件、睫毛内反症手術13件、口唇口蓋裂手術12件、難治性潰瘍11件などの順で行っています。形成外科の疾患をほぼ全般 にわたり手術を行っています。


婦人科は子宮、卵巣の良性腫瘍、悪性腫瘍などを対象に傷が小さく、入院期間も短い腹腔鏡を用いた手術に力を入れており、その数は県内一となっております。
悪性腫瘍に対しては遺伝子解析センターと共同で癌の早期発見、予防、治療へつながる研究を行っています。平均在院日数はいずれも全国平均に引けを取らず、今後も短縮する見込みです。


地域医療の基幹病院としてあらゆる眼疾患の診断・治療に対応しています。対象疾患は白内障、緑内障、網膜硝子体疾患(網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜色素変 性、加齢黄斑変性、網膜前膜、黄斑円孔など)、角膜疾患、ぶどう膜炎、視神経炎、斜視、弱視などです。眼科の入院のほとんどが手術目的となり、2015年 の手術件数は約860件でした。その中でもっとも多い症例は白内障で眼科手術の約85%を占めます。しかし白内障手術の入院は包括対象外のデータであるた め、上記の表には挙げられていません。白内障以外で多いのが上記疾患であり、緑内障や網膜剥離は失明の危険性がある重篤な疾患であり、治療に力を入れてい ます。


耳鼻咽喉科では耳、鼻、咽頭、喉頭、頸部など耳鼻咽喉科領域すべての疾患に対応し診療しています。頭頸部外科として、炎症性疾患は元より良性腫瘍、悪性腫 瘍の系統的治療(化学療法、放射線治療、手術の三者を併用する)や副鼻腔炎の鼻内手術を積極的に手掛けています。また突発性難聴、顔面神経麻痺などに対す る薬物療法の治療経験も豊富です。


救急科は、山梨県唯一の救命救急センターを中心に診療を行っています。当科が担当させていただくのは、重症外傷や熱傷、急性心筋梗塞、脳卒中、心肺停止な どの重篤な方または緊急性の高い方、複数の診療科にわたる重症な方などです。また、当科はドクターカーやドクターヘリの運用を担っており、病院外へ医師が 出向くことによって救命率の向上を目指しております。当科には年間約2,000人前後の方が救急搬送され、その内約1,400人前後の方が入院いたしま す。疾患別で多いのは重症外傷と心肺停止ですが、上記DPCコードで見ると実際の当科の特徴が一部反映されにくくなっているのが実情です。

● 初発の5大癌のUICC病期別分類並びに再発患者数

当院は都道府県のがん診療連携拠点病院に指定されています。専門的ながん医療の提供することで、多くの入院患者さんの治療を行っています。治療では、内視 鏡的手術や低侵襲な鏡視下手術の導入を積極的に進めています。また、癌の進行度により、化学療法やホルモン療法、放射線治療等も行っており、治療が困難と された患者さんの苦痛を和らげる緩和ケア体制も整えています。

● 成人市中肺炎の重症度別患者数等

重症度は0~5に分けられており、当院で治療を行う患者さんは重症度1~3の割合が高くなっています。肺炎の患者さんは高齢者が多く、年齢が高くなるほど重症度も高くなる傾向にあります(高齢者は重症化予防のために肺炎球菌ワクチンの予防接種が推奨されています)。

● 脳梗塞のICD10別患者数

脳梗塞の患者さんは高齢者が多く、入院期間は約18日間です。急性期病院である当院では、発症から3日以内に入院となる症例がほとんどです。発症から早期に急性期治療を行い、その後はリハビリ病院等へ転院となる患者さんが約半数を占めています。

● 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

1番目に多い手術は内視鏡による大腸ポリープ切除術であり大部分は日帰り手術です。2番目に多いのは早期胃癌に対する内視鏡的切除です。全国で最も短い4 日間の入院で行っています。3番目は肝臓癌に対する塞栓術です。大腿の血管より癌の近くまでカテーテルを挿入し抗癌剤や塞栓物質を注入し壊死させます。

冠動脈疾患、不整脈、心不全など循環器全般を高度に、万遍なく網羅しているのが当科の特徴です。緊急/待機的な冠動脈治療はもちろんのことペースメーカ治 療も多くおこなっております。心房中隔穿刺を伴ったカテーテル心筋焼灼は主に心房細動の予防・治療に施行するものです。

内シャント設置術は、当科及び心臓血管外科の支援を得て実施しています。新規透析導入例のみでなく、血管閉塞例、他院で作成困難例や人工血管移植術についても積極的に行っています。

造血幹細胞採取については、患者様の状態やご希望に合わせ末梢血、骨髄両方からの採取を行っています。自家造血幹細胞移植においては、末梢血からの幹細胞 採取、移植を行っています。骨髄バンクを介した非血縁ドナーからの骨髄採取も行っています。リンパ節摘出(生検)については、外科、耳鼻咽喉科に依頼する 場合が多いです。

結石や腫瘍による「つまり」を解除しないと感染症はよくなりません。当科に入院した閉塞性腎盂腎炎の患者さんは、泌尿器科にお願いしステントという管を入 れてもらうことになります。また原因がわからない熱(不明熱)やリンパ腫を疑う患者さんのリンパ節を、外科にお願いして手術で取ってもらうことで、診断が つくことがあります。

当院外科での治療は、さまざまな対象臓器に対する手術や多様な治療を実施しています。特に乳腺疾患においては 乳房形成術や再建術を取り入れ、整容性に優れた手術を心がけています。また消化器癌おいては低侵襲な鏡視下手術の導入を積極的に進めています。

呼吸器外科では、主に肺がんや気胸の手術を行っています。肺がん症例では、標準手術とされる肺葉切除術を中心に、早期がんに対する縮小手術、進行がんに対 する拡大手術などあらゆる手術を施行しています。気胸の手術においても当科独自の改良を加え、再発率は1%以下です(全国平均5-10%)。手術は胸腔鏡 下手術が中心であり、独自の麻酔法により術後疼痛は劇的に改善しました。平均術後日数は肺がん、気胸とも国内平均より大幅に短縮しています。

当院は山梨県唯一の総合周産期母子医療センターを併設しています。院内で出生した新生児はもちろん、他院・他施設で出生した新生児の救命のために往診搬送も行っており、24時間体制で重症新生児に対して必要な診療がおこなえる体制を敷いています。

心臓血管外科手術では弁膜症が最多で主に大動脈弁手術です。腹部大動脈瘤手術は開腹法とステントグラフト法を症例によって選択して行っています。冠動脈バ イパス手術は人工心肺を用いた心拍動下手術を基本術式にしています。緊急手術は常時受け入れ可能な体制を整えています。

救命救急センターへ搬送される外傷患者、高齢者の大腿骨近位部骨折に対する手術が最も多くなっています。麻酔科および手術スタッフの協力により、適切な時期に手術を行うことができています。それにより、スムーズなリハビリ病院への転院が可能となっています。

脳神経外科では慢性硬膜下血腫穿頭術が最も多い手術になります。次いで脳動脈瘤手術で開頭術を中心に行っております。脳動脈瘤手術総数は約40例です。脳腫瘍手術も積極的に行っており、ここ数年は年間10~20例の手術を行っています。

病気を治すのはもちろんのこと、より侵襲の低い手術、機能を重視した手術を心掛けています。手術を受けた子の生涯にわたる心のケアのため、美容的な観点か ら創(きず)を最小限にするよう手術が重要であると考えており、内視鏡下手術も積極的に取り入れております。手術症例数の第1位は腹腔鏡鼠径ヘルニア手術 であり、第2位は鼠径部切開による鼠径ヘルニア手術、第3位は停留精巣固定術でした。

皮膚科で実施される手術は脂肪腫や粉瘤などの良性腫瘍、基底細胞癌や有棘細胞癌、悪性黒色腫、乳房外パジェット病などの切除、摘出術です。必要に応じて植皮術を行います。

膀胱腫瘍の経尿道的手術は、おおむね3日間の入院で行います。その後近くの泌尿器科での経過観察のため、転医されることもあります。ここにあげた、腎尿管 悪性腫瘍手術は、腹部や腰部切開による開放手術です。通常の入院期間は10日です。最近は腹腔鏡下にこの手術をおこなうことが多く、入院期間はさらに短縮 されています。

入院患者で、手術件数が1番目に多かったのは、眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)で、2番目が皮膚皮下腫瘍切除術、3番目がゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術でした。

若い女性が多く受ける子宮頸部円錐切除術は毎年100例を超える症例を行っております。 良性の腹腔鏡下手術はもちろん、当院では先進医療である腹腔鏡を用いた子宮頸癌手術(広汎子宮全摘術)の実施施設として厚生労働省から認可を受けておりま す。またda Vinci Xiを用いたロボット手術を導入しています。

2015年の手術件数は約860件でした。その中でもっとも多い症例は白内障で眼科手術の約85%を占めます。上記の表は患者数であり、一度の入院で両眼 手術の方もいるため、患者数と手術件数は異なる数字になります。次いで多いのが、糖尿病網膜症、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑上膜などの網膜硝子体疾患対して 行う硝子体茎顕微鏡下離断術です。次いで緑内障手術が多く行われています。

慢性扁桃炎の中で炎症を繰り返す習慣性扁桃炎、IgA腎症などの病巣扁桃、睡眠時無呼吸症の原因として特に小児での扁桃肥大に対して口蓋扁桃摘出術、大唾液腺にできる良性、悪性腫瘍手術、甲状腺癌の手術を多く行っています。

救急科は、重症外傷に対する開胸、開腹手術やカテーテルを用いた血管塞栓術を行っております。重症外傷に対する救命のための手術を行えるのは当科の最大の 特色と言えます。また、重篤な呼吸・循環不全の方には経皮的心肺補助法を積極的に導入しており、救命率の向上につなげております。救命された後の呼吸補助 のために気管切開術を施行して、長期生存およびADL(日常生活動作)の向上を目指しております。

● その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

“敗血症”
   当院は敗血症の重症症例が多く、治療薬の投与や血液浄化療法等の治療が必要となることがあります。
“手術・処置等の合併症”
   入院契機病名(入院のきっかけとなった病名)と「同一」の発生率が高く見えますが、入院中に手術・処置の合併症が発生することは少数です。術後の創 部感染等の他に、透析患者さんのシャントトラブル(透析を行うために必要なシャントが血栓などで閉塞し使用できなる)治療(経皮的シャント拡張術・血栓除 去術等)を目的とした再入院等も、この指標に含まれています。

掲載内容に関するお問い合わせ

地方独立行政法人山梨県立中央病院

医事課

電話番号
055-253-7111(代)

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