HIVに関する相談や当院の受診方法は、まず患者支援センターへご連絡ください。患者支援センターのソーシャルワーカーが対応します。
相談内容に応じて、HIV専門の看護師が電話または面談での相談に応じます。無料・匿名での相談が可能です。(面談は要電話予約)
代表電話:055-253-7111 内線:1232(患者支援センター) 祝祭日を除く月~金曜日 8:30~17:00 |
当院では、保健所や他の病院などでHIV抗体検査を受けてHIV感染が判明し、紹介された方を対象に診察をしています。 できるだけ紹介状をご持参の上、ご来院ください。
当院では、HIVに関する治療や生活への支援のために、さまざまな職種によるチーム医療を行っています。 医療・福祉・心理面のサポートを行い、心身の負担を軽減し安心して治療が受けられる体制をとっています。
チームの構成員 医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー・保健師・栄養士・カウンセラー |
AIDSを発症していなければ、1~3ヶ月ごとの外来受診により、血液検査でCD4リンパ球の数とウイルス量のチェックを行います。 CD4リンパ球の減少やウイルス量の増加がある場合には抗HIV薬が開始となります。
抗HIV薬を開始する場合は、薬剤師からは薬について、ソーシャルワーカーからは治療継続のために利用可能な福祉制度についての説明を行い、 内服に向けての準備を行います。抗HIV薬開始時には、薬がきちんと効いているのか、副作用が出ていないかなどの確認のため、1週間ほどの入院が必要です。
安定して抗HIV薬の内服が可能となれば、1~3ヶ月毎の外来受診で内服治療を続けていくことになります。
初診時は、とくに症状がなく診察と検査のみであれば、健康保険を用い3割負担の場合で9,000円程度です。 紹介状をお持ちでない方や、薬の処方がある場合などはその分の費用が発生します。 (この医療費は、保健所などでHIV抗体検査を受け、陽性反応が出た方を想定したものです。 また、紹介状がない方は選定療養費 7,000円のご負担があります。)
診察室は個室になっています。
医療従事者は守秘義務があり、患者さんの情報が院外へ伝わることはありません。
各都道府県において良質かつ適切な医療を受けられるようにするため、平成18年4月1日のHIV/AIDS予防指針改正により、中核拠点病院制度が創設されました。
山梨県においては、平成20年3月から当院が中核拠点病院の役割を担うことになりました。 県内の拠点病院との研修や連絡協議会を実施し、HIV/AIDS診療やケアに関する情報を提供することでHIV/AIDS診療の充実を図っています。
山梨県内のHIV/AIDS治療拠点病院については、 山梨県のホームページをご覧ください。
感染しているかどうか不安な方は、まずは保健所など無料・匿名でHIV抗体検査を受けられる機関での検査を受けることをお勧めします。
山梨県内のHIV検査を受けられる機関については、 山梨県のホームページをご覧ください。
HIV検査・相談窓口、HIV検査の基礎知識については、エイズ予防情報ネット(API-Netエイズ情報ネット)でご紹介しています。
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患者支援センター