総合周産期母子医療センター 産科

当院は日本産科婦人科学会専門医卒後研修指導施設および日本周産期・新生児医学会母体・胎児専門医研修施設です。

1.診療案内

  • 県内唯一の総合周産期センターとして、年間に約100件の母体搬送を受け入れています。 NICUと連携し、妊娠高血圧症候群、切迫早産・前期破水、胎児発育不全といったハイリスク症例を中心に年間に約700件の分娩管理を行っています。 一卵性双胎を中心に多胎妊娠の多くが当院で管理されています。また出生前遺伝学的検査に特化した周産期遺伝相談外来と先天性疾患の精査を目的とした胎児精査外来を設けています。
  • 母児のハイリスク症例に関する情報は周産期カンファレンス(毎週)で新生児科・小児外科医師ならびに看護スタッフ間で共有され、 出生後の管理を中心に prenatal visit にも役立てています。
  • 母性科病棟のスタッフは産科医師7名、看護師32名(助産師28名)で、母体重症症例に対しては救命救急センタースタッフと連携した質の高いチーム医療を行っています。
  • 産科医師は、 日本産科婦人科学会、 日本周産期・新生児医学会、 日本超音波医学会、 日本人類遺伝学会に所属し、最新の周産期医療を提供するために 技術と知識の向上に、日々、努めています。
  • 当院は日本産科婦人科学会、 日本周産期・新生児医学会、日本超音波医学会の専門医研修施設 に認定されています。
    また日本胎児心臓病学会の認定する専門施設となっており、先天性心疾患の早期発見と予後改善に努めています。
  • 帰省分娩を含めたリスクのない一般の方々の妊娠分娩管理も行っています。当院での出産をご希望の場合には、紹介状のない方でも受診可能です。 産科外来までお電話でお問い合わせください。
  • 2017年6月に新たに産後病床を設置しました。分娩後の方に限って病室内での同胞面会が可能となります。

診療実績

平成24年度から29年度までの臨床統計

母性科臨床データ
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母性科救急搬送受け入れ症例推移
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出生前遺伝学的検査について

平成28年4月に周産期遺伝相談外来を開設し、出生前検査に関わる相談は、臨床遺伝専門医が認定遺伝カウンセラーとともに同外来で行っています。当院で実施可能な出生前検査は下記になります。

児がダウン症である確率

当院は日本医学会「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」の実施認定施設です。
NIPTを希望される方は、妊娠15週までに周産期遺伝相談外来を受診していただいたうえで検査の予約をとっていただきます。
山梨県内で出産予定の方で、以下のいずれかに該当する方でしたら他院に通院中でも検査が可能です。

1、分娩予定日に35歳以上である。
2、ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーを有する児の妊娠既往がある。
3、妊娠中の胎児が上記3疾患をもつ可能性が指摘されている。

(詳細につきましてはお電話にてお問い合わせください)


NIPT以外の検査は年齢に関わらず、受検していただくことができます。
当院では遺伝性疾患の確定的検査として、絨毛染色体検査羊水染色体検査が可能です。

胎児スクリーニング外来について

通常の妊婦健診では、おなかの中の赤ちゃんの元気さや成長の様子を確認しています。生まれつきの(先天性の)病気を抱えている赤ちゃんは決して多くはありませんが、どの赤ちゃんにも一定の頻度(3-5%)でご病気が見つかる可能性があります。この中には心臓病のように出生前診断が赤ちゃんの予後に大きく影響する病気もあります。赤ちゃんに生じる全てのご病気を妊娠中に見つけることは困難ですが、時間をかけて詳細に検査することで、約7割前後のご病気は出生前にみつけてあげることが可能となってきています。当院は日本胎児心臓病学会が認定する胎児心臓病超音波専門施設となっており、出生後早期の医療介入が児の予後に大きく影響する先天性心疾患の発見には特に力をいれています。詳細な超音波検査の結果、問題がみつからなければ、より安心して出産に臨んでいただけるはずですし、万一、ご病気が見つかった場合でも赤ちゃんにとって最良の治療を提供できるような妊娠・分娩管理が可能となります。お母さんと赤ちゃんが安心してお産に臨めるよう受診をお願いしています。
 診察は主に胎児超音波検査の専門資格を有する医師が担当し、他医師と協力して胎児の状態を入念に確認します。
他院に通院する方でも受診が可能です。受診を希望される場合には紹介状をご用意いただくか、産科外来までお問い合わせください。

胎児スクリーニング外来
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スタッフ紹介

スタッフ 専門分野/
出身大学
資格
周産期センター長
内 田 雄 三
うちだ ゆうぞう
周産期医療
胎児診断
日本産科婦人科学会
専門医・指導医
日本周産期新生児医学会
周産期専門医(母体・胎児)
山梨医科大学
(平成5年卒)
周産期遺伝子診療
センター長

須 波 玲
すなみ れい
胎児診断
出生前診断









医学博士
胎児心エコー認証医
日本産科婦人科学会
専門医・指導医
日本周産期新生児医学会
周産期専門医・指導医(母体・胎児)
日本超音波医学会
認定専門医・指導医(産婦人科)
日本人類遺伝学会
臨床遺伝専門医
Fetal Medicine Foundation
(FMF)オペレーター資格
NCPR インストラクター
山梨医科大学
(平成10年卒)
部長
笠 井 真 祐 子
かさい まゆこ
周産期医療
胎児診断





日本産科婦人科学会
専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会
周産期専門医(母体・胎児)
Fetal Medicine Foundation
(FMF)オペレーター資格
NCPR インストラクター
山梨医科大学
(平成11年卒)
医師
安 田 元 己
やすだ げんき
周産期医療 日本産科婦人科学会
専門医
Fetal Medicine Foundation
(FMF)オペレーター資格
山梨大学
(平成22年卒)
医師
福島 治朗
ふくしま じろう
産婦人科一般 日本産科婦人科学会
専門医
山梨大学
(平成24年卒)
医師
大和田 壮
おおわだ そう
産婦人科一般
山梨大学
(平成25年卒)
専修医(1年目)
平井 聡美
ひらい さとみ
産婦人科一般
山梨大学
(平成28年卒)
専修医(1年目)
吉原 達哉
よしはら たつや
産婦人科一般
山梨大学
(平成28年卒)