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こどもの形成外科外来

ご挨拶

山梨県には形成外科医の常勤する病院が3か所ありますが、当科は三次救急の重症外傷の治療・再建を担う一方で、いち早く小児の先天性外表異常に対する診断・治療を担っておりました。

小児形成外科領域の疾患のいくつかは『症状のない外見だけの問題なので治療対象ではない』という誤った認識が付きまとう中で、「治せるものか分からない」「どこで観てもらえば分からない」という県民の皆様の声にお応えすべく、2022年度に“こどもの形成外科外来”を立ち上げました。

開設から1年したところですが、最近ではかかりつけの小児科クリニックなどから“こどもの形成外科外来”宛てでいただく紹介状を見ると徐々に浸透しているのではないかと実感をもっています。

こどもの形成外科外来の特色

“こどもの形成外科外来”では、口唇口蓋裂や多指(趾)症、あざや血管腫のような生まれた時から認識される先天性形態異常以外にも様々な疾患を診療しています。

発達過程で自覚される睫毛内反症や漏斗胸、ヤケドやケガ・その治療後のキズアトやケロイド・手術痕なども、きれいな形と正常な機能の回復を目指して治療にあたっております。

主な取り扱い疾患

 

口唇口蓋裂

  • 片側唇顎裂
  • 口蓋裂(硬軟口蓋裂・軟口蓋裂・粘膜下口蓋裂)
  • 片側唇顎口蓋裂
  • 両側唇顎裂
  • 両側唇顎口蓋裂

詳細は“口唇口蓋裂外来”へ

外傷・瘢痕(キズ・キズアト)

  • 熱傷
  • 顔面外傷
  • 手足の外傷
  • 上記によるキズアト・ケロイド、手術痕

先天性形態異常

  • 眼瞼(先天性眼瞼下垂睫毛内反症、眼裂異常)
  • 耳(副耳、埋没耳、折れ耳、立ち耳、耳瘻孔)
  • 手足(多指症、合指症)
  • 体幹(漏斗胸、鳩胸)
  • 臍ヘルニア・臍突出症
  • 各種アザへのレーザー・切除縫縮

そのほか

  • 爪(陥入爪)

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