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救急科・集中治療科・地域救急科(高度救命救急センター)

高度救命救急センターの沿革と紹介

 当院高度救命救急センターは県内唯一の救命救急センターとして重症患者を県内全域から受け入れる体制をとっている。2020年7月1日に集中治療科が設立され、集中治療室の管理も当センタースタッフと院内他科と協働で行うこととなった。
 救命救急センターとは急性心筋梗塞や脳卒中、多発外傷などの重症及び複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる三次救急医療施設です。当センターは、山梨県民の声明を守る最後の砦であると考え、一人でも多くの方の生命を救えるよう日夜努力しています。

 当院の救命救急センターは、1976年11月1日に全国で初めて指定された4施設のうちの1施設として認可されました。 1992年までは二次救急医療施設からの診療の依頼を各科の医師が受け入れ対応する体制であり、救急現場からの救急車搬送数は限られていましたが、 1992年7月からは救急科専従医が消防本部・救急隊からホットラインを通じて迅速に患者さんを受け入れることができるようになりました。

 2010年8月18日よりドクターカーの運用を開始しました。 山梨県内全域の重症救急患者さんを対象に、休日も含めて原則24時間出動する体制をとっています。 県内全消防本部との協定のもとに病院実習中の救急救命士にドクターカーの運用・運転の協力をいただいています。当センターの医師が病院実習中の救急救命士とともに現場に向かい、病院に到着する前から患者さんの診療を開始しています。今年度、新しい病院救急車を導入したので転院搬送の受け入れに際してもにも積極的にしていきたいと考えています。

 また2012年4月1日からは山梨県ドクターヘリの運用を開始し、日中は山梨県内全域に約15分で現場到着することが可能となりました。 ドクターカーとドクターヘリにより、救急現場から診療を開始することにより、重篤な患者さんの救命率の向上と後遺症軽減を目指しています。

 2019年4月1日に全国で42番目の高度救命救急センターに指定されました。高度救命救急センターとは、救命救急センターの中でも特に高度な診療機能を提供するものとして厚生労働省により定められ、広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒などの特殊疾患の患者を24時間体制を整えている施設です。

 2024年から救命救急センターの改築を行い、CTを備えた血管造影室、バイプレーンの血管造影室、ハイブリッド初療室の運用を開始しました。重症患者さん移動が少なくなり、従来よりも手術や血管造影が迅速に施行出来るようになりました。 →Y-HEROS

当センターは、山梨県内の唯一の救命救急センターとして重症患者に対して迅速に対応できる体制を整えています。初期救急は、初期救急医療センターが運営されており(https://www.pref.yamanashi.jp/imuka/seibi/kyukyu.html)、二次救急は、県内地域ごとに夜間、休日に入院治療を必要とする患者さんに対応するために当番体制が確保されています。
https://www.pref.yamanashi.jp/imuka/42_018.html

救急車を呼ぶべきか迷ったときには、病状に関して相談できる救急安心センターやまあし(#7119)が開設されています。
#7119(県内のプッシュ回線、携帯電話から)
055-223-1418(IP電話、ダイヤル回線から)
https://www.pref.yamanashi.jp/shobo/7119.html

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