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Q&A

1.前立腺癌とPSA検査について

Q1 前立腺とは?
A1  前立腺は膀胱の下にある男性特有の臓器で、精液の一部を作っています。 前立腺癌は男性特有の病気で、近年増加傾向にあります。 進行すると尿が出にくいといった症状や骨転移による痛みなどが生じますが、早期にはほとんど自覚症状はありません。
Q2 前立腺癌の検査にはどのようなものありますか?
A2  まずは直腸診、超音波検査、MRI検査、PSA検査を行います。
Q3 PSA検査とは?
A3  PSAとは前立腺特異抗原の略であり、前立腺から分泌される蛋白のことです。 PSA検査は採血だけでできる簡単な検査で、血液中のPSAの濃度を測ります。 このPSAの値が上昇していると前立腺癌が疑われます。 最近では人間ドックや検診などで検査する施設が増えています。
Q4 前立腺癌が疑われたら?
A4  前立腺癌かどうかを確定するために前立腺生検(前立腺の組織を採って詳しく調べる検査)をおすすめしています。 当院では1泊2日の入院で、麻酔をかけて検査を行っています。 検査の結果、癌と診断された場合は年齢や癌の進み具合に応じて、手術、薬(ホルモン療法)による治療、放射線による治療をそれぞれ組み合わせて行っていきます。

2.尿路結石と体外衝撃波結石破砕術(ESWL)について

Q1 尿路結石とは?
A1  尿は腎臓で作られ、尿管という管を通って一旦膀胱にたまり、ある程度たまると尿道を通って排泄されます。 その尿の通り道に出来た石が尿路結石です。 症状は、腎臓や尿管の石の場合は左右一方の腰やお腹の痛み、血尿が挙げられます。 膀胱の石の場合は排尿時の痛みや血尿です。
Q2 尿路結石の検査にはどのようなものがありますか?
A2  尿の検査や超音波検査、レントゲン検査などを行います。
Q3 結石の治療にはどのようなものがありますか?
A3  まずは痛みをとるために鎮痛剤を使いながら、自然に結石が尿と一緒に出るのを待ちます。 多くの場合、1ヶ月から3ヶ月くらいで自然に出ます。 結石が大きく自然に出るのが難しい場合は治療が必要となります。 膀胱の結石は多くの場合手術が必要です。 腎臓と尿管の結石の場合は、体外衝撃破結石破砕術(ESWL)による治療が可能なことが多いです。
Q4 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)とは?
A4
 体の外から結石に衝撃波をあて結石を細かく砕き、尿と一緒に出やすくする治療法です。 通常は無麻酔で行い、1回の治療時間は約1時間です。 当院では日帰りでの通院治療または、1泊2日の入院治療を患者さんの状態に合わせて行っています。 ESWL

3.ロボット手術(ダヴィンチ)について

Q1 ロボット手術(ダヴィンチ)とは?
A1  最先端の内視鏡下手術支援ロボットです。
 1990年代に米国で開発されました。 ロボットといっても、自動で手術を行うわけではありません。 医師が内視鏡画像を見ながらロボットを遠隔操作して手術を行います。 日本国内において「ダヴィンチ」が最初に導入されたのは2002年です。 近年は積極的に導入する医療機関が増加しています。 当科では前立腺癌、腎臓癌、膀胱癌の手術で使用しています。

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