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内科(血液)

当科の紹介

 血液の異常、(白血球、赤血球、血小板の減少した方や増加した方)について、原因を調べ、治療を行う診療科です。 疾患としては急性や慢性の白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍などの造血器腫瘍や、 特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血などの自己免疫疾患があります。
   造血幹細胞移植においては、骨髄、末梢血、臍帯血、血縁、非血縁など様々な移植方法がありますが、当科ではすべての移植が 可能な体制で治療を進めています。    

 当科の特徴としては造血器腫瘍(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等)を中心に抗がん剤による治療を行っており、急性骨髄性白血病に対するベネクレクスタ+ビダーザ療法、Flt3変異陽性例に対するヴァンフリタ、ゾスパダ、急性リンパ性白血病難治例に対するビーリンサイト、ベスポンサ、 悪性リンパ腫に対するガザイバ、トレアキシン、オプジーポ、ムンデシン、ジフォルダや多発性骨髄腫に対するダラキューロ、エムプリシティ、カイプロリス、ニンラーロ、ベルケイド、レブラミド、ポマリスト慢性骨髄性白血病に対する タシグナ、スプリセル、ボシュリフ、アイクルシグ、グリベック、骨髄異形成症候群に対するビダーザ等新規抗がん薬を導入し 最新のエビデンスに基づいた治療を積極的に行っています。

 また、平成16年より成人における造血幹細胞移植を開始し、平成29年11月より造血幹細胞移植施設の新認定基準である非血縁者間造血幹細胞移植認定診療 科として日本造血細胞移植学会より認定され、平成30年4月より日本骨髄バンク、日本造血細胞移植学会から非血縁者間骨髄採取認定施設として認定されてい ます。これらの認定は、県内では当診療科と山梨大学医学部附属病院小児科の2診療科が受けています。また、平成22年4月より日本成人白血病治療共同研究 グループに入会し、日本発の白血病に対する新しい治療法の開発にも参加しています。

 専任医師は3名で、輸血管理科、検査部や病棟看護師らと協力し診療にあたっています。 また、血液疾患、移植治療に関するセカンドオピニオン外来も開設しています。

設備 無菌室 2床
連続式血球分離装置 2台、 超低温冷凍庫 2台

(日本血液学会研修施設、日本造血細胞移植学会非血縁者間造血幹細胞移植認定診療科、日本骨髄バンク、日本造血細胞移植学会非血縁者間骨髄採取認定施設、JALSG参加施設)

紹介患者を含めた新規患者の受け入れ
 当分の間、制限・停止することといたします。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

診療実績

【診療実績】(初診患者数)

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
急性骨髄性白血病 11 例 6 例 3 例 11 例 14 例
急性リンパ性白血病 1 例 2 例 5 例 5 例 6 例
慢性骨髄性白血病 11 例 4 例 6 例 6 例 7 例
慢性リンパ性白血病 5 例 0 例 4 例 3 例 3 例
多発性骨髄腫 18 例 19 例 17 例 24 例 25 例
悪性リンパ腫 72 例 76 例 70 例 68 例 75 例
骨髄異形成症候群 11 例 24 例 22 例 16 例 20 例
その他の血液疾患 92 例 83 例 102 例 113 例 125 例

【造血幹細胞移植件数】

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
同種造血幹細胞移植 11 例 13 例 11 例 11 例 12 例
(内 臍帯血移植) 7 例 8 例 7 例 4 例 4 例
(内 ハプロ移植) 2 例 3 例 3 例 3 例 3 例
自家造血幹細胞移植 10 例 3 例 8 例 6 例 6 例

スタッフ紹介

医師 出身大学 資格・所属学会等
内科系第一診療統括部長
部長・主任医長
飯 野 昌 樹
いいの まさき
山梨医科大学
(1991年卒)
山梨医科大学大学院
(1995年修了)

医学博士
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医
日本血液学会専門医、指導医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医
日本輸血細胞治療学会認定医
日本造血免疫細胞療法学会移植認定医
細胞治療認定管理士
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本血液学会評議員

 

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