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内科(呼吸器)

呼吸器内科の診療状況

科の特色

病棟診療を2チームへ編成。毎日の各チームカンファランスで患者情報を共有し、病棟担当、外来担当別に従事しています。

この3年間はスタッフ全員輪番で毎日のコロナ入院対応にあたり、1300名弱の入院患者診療を行いました。チーム医療の推進を基本に肺癌診療、結核・コロナ診療、呼吸不全・呼吸サポートチーム活動に科職員全員であたっています。

当科は東京医科歯科大学呼吸器内科、山梨大学呼吸器内科と人事交流をいただいています。2023年度は島村壮先生が山梨大学呼吸器内科へ異動され、佐藤 宰先生が赴任されました。また、花輪俊弥先生が東京医科歯科大学呼吸器内科へ異動され、青梅市立総合病院から井上拓也先生が赴任されています。また、東北大学呼吸器内科所属の斎藤良太先生が呼吸器内科部長としてメンバーに加わってくださり、肺癌領域診療の活発化が期待されます。

2022年の活動状況

入院・外来診療患者数の推移はコロナ診療下でありましたが、昨年の患者数を上回り、通常診療制限をしないでコロナ診療を継続した結果、全体の診療実績の増加つながったと考えます。

肺癌診療に関してはコロナ禍ではありましたが、術後肺がん補助化学療法の進歩もあり、術後補助化学療法に分子標的治療薬あるいは免疫チェックポイント阻害薬治療の追加導入が推奨され、対象症例についても呼吸器外科、放射線科との合同カンファランスを毎週水曜日に継続し、適切で集学的な診療を継続しています。

気管支内視鏡検査数はコロナ感染診療下でも241件であり、TBNA(超音波ガイド下縦隔リンパ節生検)検査数(62件/年)、GS(超音波ガイドシース)検査数52件/年)と昨年度と同様の件数が維持されました。

結核病棟はコロナ病棟へ転用されましたが、幸い入院患者数は減少となり、病棟のコロナ転用を乗り切りました。令和3年の全国結核統計では山梨県の罹患率は人口10万対4.4と全国一低い水準となっており、今後も山梨県内の結核罹患率は低い水準での推移は予想されます。一方、コロナ診療下でも、地域保健所保健師・看護師・医師との多職種結核DOTSカンファランスはWEBを利用し、毎週金曜日夕方に継続しました。このような地域連携を通じての患者支援を継続し、さらなる結核患者診療支援を継続していきます。

HIV感染症については新型コロナ禍にあり、保健所などでの検査受検者減少など認めていますが、当院へ受診、紹介される新規HIV症例数は減少なく、この3年間も5~10例と例年どおりの受療状況となっています。

新型コロナ感染症の診療は2023年3月末時点で第8波がほぼ終息し、当院では疑い、付き添い症例含む1244例の入院対応を行いました。軽症、中等症(Ⅰ/Ⅱ)、重症例の診療状況は表のとおりであるが、軽症症例での死亡症例については高齢者の合併症増悪に伴う不幸な転帰の症例が認められています。

病期別2418例の肺癌治療成績(がん登録佐藤さんら作成)での3年間ごとの生存成績は顕著に治療成績の改善を認めており、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬の肺癌治療導入等の進歩が反映されていると考えられます。

2023年度はクライオバイオプシーが気管支内視鏡検査の手技とし導入予定となっている。先行施設でのスタッフ研修および医師招聘など合わせ、安全な検査導入に努める予定です。

チーム医療の実践を基本に、さらなる診療の質の充実と臨床研究の推進を図って参ります。

   日本内科学会教育関連施設
   日本呼吸器学会認定施設
   日本呼吸器内視鏡学会関連施設
   都道府県がん診療拠点病院
   エイズ治療中核拠点病院

スタッフ紹介

医師 出身大学 資格・所属学会等
院長補佐
肺がん・呼吸器病センター統括部長
医療安全・感染対策局長
宮 下 義 啓
みやした よしひろ
自治医科大学
(昭和61年卒)
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会指導医
結核・抗酸菌症指導医
がん治療認定医
ICD(インフェクションコントロール)
緩和ケア研修 修了
臨床研修センター長
呼吸器内科 部長
柿 崎 有美子
かきざき ゆみこ
自治医科大学
(平成10年卒)

日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
日本呼吸器学会専門医
日本細胞診学会専門医
結核・抗酸菌症認定医
日本肺癌学会
エイズ学会
緩和ケア研修 修了

医療連携・福祉支援科部長
呼吸器内科 医長
筒 井 俊 晴
つつい としはる
山梨大学
(平成17年卒)
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会指導医
呼吸器内視鏡学会専門医
日本肺癌学会
結核・抗酸菌症認定医
緩和ケア研修 修了

呼吸器内科 部長
齋藤 良太
さいとう りょうた

東北大学
(平成18年卒)

医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会指導医
日本アレルギー学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本がん治療学会認定機構認定医
医師臨床研修指導医
結核抗酸菌症認定医
抗菌化学療法認定医
肺がんCT検診認定医
日本医師会認定産業医
日本臨床腫瘍学会、日本肺癌学会、日本化学療法学会、欧州臨床腫瘍学会、世界肺癌学会
緩和ケア研修 修了

呼吸器内科 医長
小 林 寛 明
こばやし ひろあき
山梨大学
(平成23年卒)
日本内科学会認定医
日本呼吸器学会専門医
日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会
緩和ケア研修 修了
呼吸器内科 医長
川口 諒
かわぐち まこと
自治医科大学
 (平成23年卒)
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本呼吸器ケア・リハビリテーション学会
緩和ケア研修 修了

呼吸器内科 
秦 康貴
はた こうき

東京医科歯科大学
 (平成29年卒)

日本内科学会
日本呼吸器学会
日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会
緩和ケア研修 修了

呼吸器内科 専攻医
佐藤 宰
さとう つかさ

山梨大学
 (令和元年卒)

日本内科学会
日本呼吸器学会
日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会
緩和ケア研修会修了

呼吸器内科 専攻医
井上 拓也
いのうえ たくや

山梨大学
(平成31年卒)

日本内科学会
日本呼吸器学会
日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会
緩和ケア研修会修了

入院・外来診療実績推移

通院加療がんセンター稼働に伴い、肺癌抗癌剤治療の外来移行化が進み、入院患者数は減少していたが新型コロナ感染症入院患者の入院も受け入れ2021年は増加した。外来再来患者数も増加となっている。2022年度より外来枠も増えており、地域連携をとらせていただきながら、診療にあたってまいります。

 

主な疾患および検査件数 肺癌病期別全生存期間

呼吸器内科検査件数
(↑画像をクリックすると拡大表示します)

 

 

肺癌病期別全生存曲線 がん登録 佐藤

学会・研究会発表, 論文(2020年)

学会・研究会発表

  1. 気管支鏡肺癌検体を用いた次世代シーケンサー解析の比較検討
    國政 啓、宮下義啓、柿崎有美子、筒井俊晴、小林寛明、猪股紀江、熊谷 隆、井上貴子、田宮基裕、西野和美、熊谷 融、小俣政男 第43回日本呼吸器内視鏡学会総会 2020年6月 旭川                                              
  2. 個人防護具着用下での単回使用気管支内視鏡が有用であったCOVID-19感染人工呼吸器関連肺炎無気肺治療の一例
    宮下義啓、松本学、柿崎有美子、筒井俊晴、井上潤一第178回日本結核・非結核性抗酸菌感染症関東支部会 第241回日本呼吸器学会関東地方会 2020年9月12日、長野、WEB講演会            
  3. 粟粒結核と鑑別を要したクリプトコッカス感染合併AIDSの一例
    柿崎有美子、石川諒太郎、八巻春那、熊谷隆、大森千咲、小林寛明、筒井俊晴、宮下義啓 第178回日本結核・非結核性抗酸菌感染症関東支部会、第241回日本呼吸器学会関東地方会 20202年9月12日、長野、WEB講演会                         
  4. 気管支鏡採取検体を用いた次世代シーケンサー(NGS)解析
    國政啓、弘津陽介、宮下義啓、柿崎有美子、筒井俊晴、小林寛明、猪股紀江、熊谷隆、雨宮健司、小俣政男 第60回日本呼吸器学会総会 2020年9月20日、WEB講演会      
  5. 非小細胞肺癌に対する術後補助化学療法の有効性に関する検討 
    筒井俊晴、熊谷隆、猪股紀江、小林寛明、柿崎有美子、宮下義啓 第60回日本呼吸器学会総会、2020年9月20日、WEB講演会                            
  6. Multiregion sequenceによりSMARCA4変異クローンが転移先でEGFRC797S耐性変異を獲得したEGFR遺伝子変異陽性症例
    國政啓、弘津陽介、宮下義啓、後藤太一郎、雨宮健司、望月仁、小山敏雄、小俣政男。第60回、日本呼吸器学会総会 2020年9月20日、WEB講演会                                
  7. 肺癌における保存細胞診検体を用いた次世代シーケンサー(NGS)の解析
    國政啓、弘津陽介、雨宮健司、後藤太一郎、宮下義啓、柿崎有美子、筒井俊晴、小山敏雄、小俣政男 第60回日本呼吸器学会総会 2020年9月20日、WEB講演会
  8. 増大する両肺多発結節影を来したNodular lymphoid hyperplasia の一例
    大森千咲、柿崎有美子、筒井俊晴、小林寛明、熊谷 隆、八巻春那、宮下義啓。第242回日本呼吸器学会関東地方 2020年11月(東京) WEB
  9. 持続型GCSF製剤の併用にてオシメルチニブを継続しえたEGFR遺伝子変異陽性肺腺癌の1例
    八巻春那、筒井俊晴、熊谷隆、大森千咲、小林寛明、柿崎有美子、宮下義啓 第188回日本肺癌学会関東支部会 2020年12月19日、東京
  10. Bictegravirによる溶血性貧血を発症したHIV感染症の1例
    宮下義啓 第21回北関東・甲信越HIV感染症症例検討会 2021年1月23日、高崎(ZOOM利用のオンライン開催)

論文発表

1) A case of ALK-rearranged lung adenocarcinoma associated with syndrome of inappropriate antidiuretic hormone. Yoshihiro Miyashita , Kotaro Hanawa , Hiroaki Kobayashi , Takashi Kumagai , Kie Inomata , Toshiharu Tsutsui , Yumiko Kakizaki , Toshio Oyama Respiratory Medicine Case Reports 30 (2020) 101136 https://doi.org/10.1016/j.rmcr.2020.101136 Received 26 May 2020; Received in revised form 16 June 2020; Accepted 16 June 2020                                            
2)Cystoisospora belli associated persistent diarrhea in an AIDS patient Toshiharu Tsutsui, Yumiko Kakizaki, Yoshihiro Miyashita  J Infect Chemother  https://doi.org/10.1016/j.jiac.2020.08.010
3)Bronchoscopic drainage with full personal protective equipment (PPE) saved a life of COVID-19 infected patient with ventilator associated pneumonic athelectasis from the Diamond Princess Cruise Ship Yoshihiro Miyashita, Gaku Matsumoto, Yumiko Kakizaki, Toshiharu Tsutsui, Junichi Inoue, Masao Omata DOI: 10.5430/crim.v7n4p1 URL: https://doi.org/10.5430/crim.v7n4p1 http://crim.sciedupress.com Case Reports in Internal Medicine 2020, Vol. 7, No. 4
4)Small cell lung cancer with thyroid gland oligometastasis: A case report Toshiharu Tsutsui , Haruna Yamaki, Takashi Kumagai, Chisa Omori, Hiroaki Kobayashi, Yumiko Kakizaki & Yoshihiro Miyashita Thoracic Cancer (2020) Received: 1 October 2020; Accepted: 28 October 2020. doi: 10.1111/1759-7714.13740
5)Multiregional sequence revealed SMARCA4 R1192C mutant clones acquired EGFR C797S mutation in the metastatic site of an EGFR-mutated NSCLC Patient Kei Kunimasa, Yosuke Hirotsu, Yoshihiro Miyashita, Taichiro Goto, Kenji Amemiya, Hitoshi Mochizuki, Ikuko Samamoto, Takamasa Ohki, Toshio Oyama, Keiichiro Honma, Fumio Imamura, Kazumi Nishino, Toru Kumagai, Masao Omata Lung Cancer, 2020-10-01, Volume 148, Pages 28-32. https://doi.org/10.1016/j.lungcan.2020.07.035
6)Osimertinib is associated with reversible and dose-independent cancer therapy-related cardiac dysfunction Kei Kunimasa, Toru Oka, Satoshi Hara, Noriyuki Yamada, Satoshi Oizumi, Yoshihiro Miyashita, Risa Kamada, Tomoya Funamoto, Hayato Kawachi, Takahisa Kawamura, Takako Inoue, Hanako Kuhara, Motohiro Tamiya, Kazumi Nishino, Takashi Matsunaga, Fumio Imamura, Masashi Fujita, Toru Kumagai Lung Cancer, 2021-03-01, Volume 153, Pages 186-192 https://doi.org/10.1016/j.lungcan.2020.10.021
7)A case of multiple pulmonary nodules diagnosed as pulmonary melanoma without extra-pulmonary site. Yoshihiro Miyashita, Miyuki Kobayashi, Yumiko Kakizaki, Toshiharu Tsutsui, Takashi Kumagai, Hiroaki Kobayashi, Haruna Yamaki, Chisa Ohmori, Toshio Oyama. Case Reports in Internal Medicine. DOI: 10.5430/crim.v8n1p1 URL: https://doi.org/10.5430/crim.v8n1p1
8)Non-inferior clinical outcomes of immune checkpoint inhibitors in non-small cell lung cancer patients with interstitial lung disease Yuri Tasaka, Takayuki Honda, Naoki Nishiyama, Toshiharu Tsutsui, Hiroaki Saito, Haruna Watabe, Kazuhiro Shimaya, Akifumi Mochizuki, Shun Tsuyuki, Tatsuo Kawahara, Rie Sakakibara, Takahiro Mitsumura, Tsukasa Okamoto, Masayoshi Kobayashi, Tomoshige Chiaki, Takaaki Yamashita, Yoshikazu Tsukada, Reiko Taki, Yasuto Jin, Hiroyuki Sakashita, Ichirou Natsume, Kazuhito Saitou, Yoshihiro Miyashita, Yasunari Miyazaki,
Lung Cancer 155 (2021) 120–126 https://doi.org/10.1016/j.lungcan.2021.03.014

リンク

  肺がん・呼吸器病センター

  呼吸器外科

  禁煙外来

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