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放射線治療科

放射線治療科では、さまざまな悪性腫瘍(がん)と一部の良性疾患を対象に、年間およそ500人の患者さんに治療を行っています。

現在のがん治療は放射線治療、手術療法、薬物療法を3つの柱としてこれらを単独であるいは組み合わせて行われますが、放射線治療は全身への負担が小さく、形態や機能を温存できることなどが最大の特徴です。

放射線治療が第一選択となる場合はもちろん、手術や化学療法が困難と判断された患者さんや、それらの治療を希望されない患者さんに対して、根治をめざした放射線治療を行うことも少なくありません。

また、痛みなどの症状を和らげることや病気の進行を抑えることを目的とした放射線治療にも積極的に取り組んでいます。

(スタッフが治療の様子を再現してくれました ☞)

診療実績

ここ数年の放射線治療件数(放射線治療を受けた患者さんの数)の推移は下図のとおりで、当院では年間およそ500人の患者さんに治療を行っています。

患者さんの内訳(2020年)は右図の通りです。乳がん、肺がん、前立腺がんをはじめ、さまざまな悪性腫瘍(がん)の患者さんを治療しています。

トピックス

前立腺がん:定位放射線治療

転移のない前立腺がんでは、手術、放射線療法どちらも選択肢になり、治療成績(効果)に大きな違いはありません。放射線治療を選択した場合、かつては20回程度の通院が必要でしたが、当科では肺がんや脳腫瘍、骨腫瘍などに続いて、2021年度より一部の前立腺がんに対しても定位放射線治療を導入しました。これによってわずか5回の通院で治療が完了するようになりました。

 

前立腺がん:ハイドロゲルスペーサー留置術

かつて前立腺がんの放射線治療では、前立腺のすぐ後ろに接するように位置している直腸の副作用(直腸出血)が問題になることがありました (頻度2-3%)。

ハイドロゲルスペーサー留置術は、前立腺と直腸の間に細い針を刺してハイドロゲルを留置し、直腸を前立腺から遠ざけることによって直腸を高線量の放射線から守る手技で、日本では2018年6月に保険適応となりました。当科でもこのスペーサー留置術を導入、積極的に取り組んでいます。なお日帰り手術で行っているため、入院の必要はありません。

高精度放射線治療 : VMAT / IMRT

IMRT(強度変調放射線治療)は、がんに放射線を集中させると同時に周囲の正常組織の線量を大きく下げることにより、安全に高い治療効果を狙う照射法です。1990年代に欧米で考案され、日本では2000年ごろより導入されています。当科でもこの照射法を用いた治療を積極的に行っています。

当科ではIMRTの応用型であるVMAT(回転型強度変調放射線治療)を採用しています。VMATでは照射ビームの形や強さを連続的に変えながら照射ヘッドを回転させて照射します。これにより治療時間を大幅に縮小することも可能になりました。 

IMRTIntensity Modulated Radiation Therapy
VMATVolumetric Modulated Arc Therapy

 

外来診療

放射線治療科は完全予約制です。
初めて受診される方は予約が必要です。かかりつけの医療機関から地域医療支援室(病診連携システム)を通じて受診予約を取得してください。

スタッフ

 

■ 放射線治療では多職種がそれぞれの専門性を発揮し合いながら、患者さんひとりひとりに最適な治療を作り上げていきます。

 

■ 放射線治療品質管理士は患者さんの安全を第一に考えて日々の放射線照射の精度管理、高精度治療計画を行っています。

■ がん放射線治療に関する専門的な資格と技量を有する認定看護師も、患者さんを全力でサポートします。

施設認定

当院は日本放射線腫瘍学会の定める基準を満たした学会認定施設です。

【日本放射線腫瘍学会 】

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