核医学検査待合
核医学検査は、ガンマ線という放射線を放出する放射性同位元素を含んでいる薬を注射などによって体の中に入れ、臓器や病変部に取り込まれた薬から放出される微量のガンマ線を体外のカメラで撮り、肉眼では見えないからだの内部を調べる検査です。
SPECT-CT装置
特定の臓器や病変のある部位を見つけるために、目的とする検査ごとに検査薬が用意されます。
検査薬は、病変部に強く取り込まれたり、逆に取り込まれなかったりします。 これをカメラで撮ると、ある部分だけ濃くなったり、形が欠けていたりしますので、病変の状態がわかります。
これらのデータをコンピュータで処理して、臓器のはたらきの程度をみたり、また臓器の断層像(輪切り像)をつくり、詳しく調べます。
当院では2010年よりSPECT-CT装置が導入されました。
核医学検査画像は機能画像と呼ばれていて体の機能は解るが解剖学的情報に乏しいという欠点がありました。 この欠点を補うためにSPECT-CT装置は従来のX線CT装置と核医学装置を組み合わせています。 これにより機能画像と解剖学的画像の両方を撮影でき、融合画像を作成することにより正確かつ有用な情報を得ることが可能となりました。
eZIS解析(脳機能画像統計学的解析) |
QGS(定量的心拍心筋動機 SPECT) |
Fusion画像 |
MIP画像 |
検査内容に応じて注射等で体内に検査薬を投与します。
その後、目的の臓器などに薬が集まるのを待ってから撮影を行います。 多くの検査は待ち時間を含めて1~4時間ほどで終わりますが検査によっては注射後1日から3日程待ったうえで撮影を行う場合があります。 撮影時間は10分から1時間程度かかります
核医学検査では