MEセンターでの主な業務内容は、院内で使用される医療機器(輸液ポンプ、シリンジポンプ、超音波ネブライザー、低圧持続吸引器、人工呼吸器等)の 貸出管理、点検・修理、部品管理、清拭、機器メーカーへの修理依頼等の機器管理業務です。 また病棟で使用している人工呼吸器が安全に使用できているかなどのラウンド業務を毎日行っています。
医療機器をMEセンターで一括管理することにより安全性の向上、購入および廃棄を計画的に行うことによるコスト削減等、医療機器の高度化 および安全性が厳しく問われている現在において責任ある重要な部署のひとつとなっています。
1. 輸液ポンプ ・・・ 約317台 | ||
時間当たりの輸液量を設定し、正確かつ安全に輸液を行うための機械です(誤差10% )。 生命維持管理装置には分類されていませんが、薬剤を投与するME機器なので非常に重要です。 | ||
2. シリンジポンプ ・・・ 152台 | ||
輸液ポンプより微量で正確な投薬が必要な場合に使用する機械です(誤差3%)。 集中治療室、循環器病棟、NICU、小児科病でよく使用されます。 輸液ポンプと同様、薬剤を投与するME機器なので非常に重要です。 | ||
3. 超音波ネブライザー ・・・ 42台 | ||
超音波振動のエネルギーを利用し、薬液を霧状にして吸入する装置です。 通常のネブライザーより粒子が細かくなるので、気道の奥まで吸入させることができます。 | ||
4. 低圧持続吸引機 ・・・ 41台 | ||
術後の浸出液を低圧で、連続又は間欠的に吸引をしたり、胸腔内を陰圧に保つために使用する機械です。 | ||
5. 人工呼吸器 ・・・ 61台 | ||
呼吸不全に対し、人工的に換気を行う装置で、生命維持管理装置の代表的な機械です。 | ||
6. 人工保育器 ・・・ 47台 | ||
未熟児などに対して温度、湿度、酸素濃度などを一定に管理し、感染等から守る環境をつくる機械です。 |
RSTとは呼吸器サポートチームといい、人工呼吸器を使用している患者さまができるだけ早期に人工呼吸器から離脱できるよう、 専門の医師、看護師、歯科衛生士、理学療法士、臨床工学技士等の多職種がチームとなり、それぞれの分野で協力していく組織です。 人工呼吸器を使用している病棟から依頼が入り、毎週活動しています。
RSTの活動 |