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院内外の連携

4 当科の基本方針の一つでもある連携面の充実のため、院内において様々なカンファレンス、回診、リハ科主催の研修会などを開催しています。 また、回復期病院との症例報告会や他施設合同での学習会などを通じて院外施設との連携強化やスタッフ教育の充実を図っています。

病棟とのカンファレンス、回診、他科連携

  • 病棟とのカンファレンス、回診

 当科スタッフが、病棟で医師・看護師と回診やカンファレンスを行っています。 定期的な回診やカンファレンスを行うことで、患者様のリハビリテーション進行具合や病棟からの要望などの情報を職種間で共有・意見交換し日々の治療や病棟生活に反映させています。また、退院前や転院前、その他必要に応じて合同カンファレンスに参加しています。 患者様やご家族にも参加して頂き、退院や転院の際の調整を話し合います。

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  • 糖尿病教育入院

 新たに糖尿病と診断された方や血糖コントロール不良の方を対象に、当院では1週間または2週間の2種類の教育入院を実施しております。医師、看護師、薬剤師、地域連携、栄養士、臨床検査技師、理学療法士がチームとなり、個別指導、集団指導を行っております。糖尿病治療は、運動療法、栄養療法、薬物療法の3本柱で実施しています。理学療法士は、教育入院患者に対する運動療法指導を主に行っており、糖尿病週間・糖尿病患者のつどい等へも参加しています。安全に運動を行うことで、血糖コントロールの改善や運動の習慣化につながるようにサポートさせて頂いています。

  • リスク管理

 リハビリテーション実施時は、リスク管理を徹底し、評価、治療を行っています。しかし、リハビリテーション実施中に急変してしまうこともあります。その際に迅速に対応できるように、高度救命救急センターと連携し、急変時の対応やBLS等の訓練を定期的に実施しています。

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RST回診

 RSTはRespiratory Support Team:呼吸サポートチームの略で、当院では医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、管理栄養士がチームとなり、主に人工呼吸器を装着している患者様を対象に病棟を回診しています。また、各種勉強会の開催等を通して院内全体での呼吸療法における医療安全と呼吸器ケアのレベルアップを図るべく活動しています。

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NST回診

 NSTとは Nutrition Support Team の省略で、栄養サポートチームともいいます。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、臨床検査技師、歯科衛生士など、複数の職種の専門スタッフで構成されており、患者様に一人ひとりに最もふさわしい方法で栄養状態を保つことを目的とするチームです。栄養状態が悪いとなかなか回復できませんし、また手術後に感染症や合併症を起こしてしまうこともあります。このような問題を解決する栄養支援チームがNSTです。

褥瘡回診

 皮膚科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、管理栄養士、薬剤師、リハビリスタッフ(理学療法士)にて構成されたチームです。褥瘡は体動が少ないことで骨突出部に圧迫が生じ、血流が低下したり、滞ったりすることで発生します。褥瘡が生じることで入院期間の延長だけでなく、疼痛等により活動量を減少させそれに伴った気分の落ち込み等も生じます。褥瘡発生患者様に対して皮膚科医師による処置や病棟での処置方法の選択やポジショニングの提案、介助方法の指導、栄養管理の提案を行うことで褥瘡の早期治癒を図っています。また、褥瘡発生患者様は低栄養であることが多いため、栄養面からの改善が図れるようにNSTとも連携を図っています。

精神科リエゾンチーム回診

 当院の精神科リエゾンチームは、精神科医師・精神科専門看護師・精神保健福祉士・公認心理士・病棟看護師で構成されています。毎週月曜日と水曜日に、病棟から依頼が出された精神的なケアが必要な患者様を中心に病棟回診を行っています。当科のリハビリスタッフ(作業療法士)も月に2回程度回診へ参加し、リハビリテーション介入の様子について情報共有を図ったり、作業療法士として環境調整の助言を行ったりする等、患者様に必要な質の高い医療が提供できるように連携を図っています。

ICU病棟にて早期離床・リハビリテーションの取り組みについて

 平成30年診療報酬改定にて『早期離床・リハビリテーション加算』が新設され、当院では、令和3年1月より『早期離床・リハビリテーション料』を算定開始しました。
 当院の早期離床チームは集中治療科医師・ICU看護師・薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士で構成されています。定期的にカンファレンスにてICU入室中の全患者のカルテ診を実施し、当院のプロトコルに沿って看護師とともに早期離床を行っています。また切れ目のないリハビリテーションを提供するために、ICU退出後もリハビリテーションが継続できるよう働きかけも行っています。

摂食嚥下サポートチーム

 摂食嚥下サポートチームは院内での誤嚥・窒息を防ぐことを目的に、令和4年4月に医師・言語聴覚士・看護師(摂食嚥下障害看護認定1名取得済み)・薬剤師・管理栄養士にてチームが編成されました。摂食嚥下障害が疑われる患者様に対して、嚥下外来(嚥下内視鏡検査・嚥下造影検査)にて嚥下障害の有無や安全な食事形態・姿勢のアドバイス、リハビリテーションの必要性の有無などを多職種で検討し機能改善を目指すチームです。また、毎週のカンファレンスにて、リハビリテーションの進行状況や各種検査による再評価の必要性を共有し、早期に安全な経口摂取を目指し活動しています。

各施設との連携

 回復期病院との症例検討会やスキルアップのための学習会などが開催されています。 また、各業者からリハビリ・福祉機器のデモ会を開催することで最新機器を積極的にリハビリへ取り入れ治療へと活かしています。

RST

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在休止中。

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